また新たな領域へ踏み入れてしまった。
ここ7年ほどコンサルタントとしてマーケティング支援を続けてきたのだが、どうしても満たされない思いを胸に悶々としながらやってきた。
その満たされない想いを告白したい。
顧客のマーケティングを改善しようとすると、まずは顧客が展開する事業の状況を詳しく調べることになる。すると、どうしても気がついてしまうのだ、事業課題に。
そうなると俄然気になって仕方がなくなるのが私の性。「こうすればいいのに」「あれはやめた方がいいな」とアドバイスを送りたくて仕方がなくなるのだ。起業・経営の経験を持つからこそ、全身を掻きむしりたくなるほど事業の話をしたくてたまらなくなるのだ。
もちろん、マーケティングのコンサルタントである以上、本分はマーケティングの支援だ。だから、私の頭の中にある「こうすればいいのに」が実際に私の口から放たれることはない。そう、結局はダンマリしかないのだ。
しかも、事業に大きな課題がある場合、マーケティング活動の効果は半減する。そりゃそうだ、マーケティングで送るメッセージと事業または商品の実態が異なるのだから。
つまり、事業課題は指摘できないから改善しない、課題を抱えた事業のマーケティングを支援すると無理が生じる、結果正統な結果が得られないという負のスパイラルが生まれるのだ。これでは誰もハッピーにはならない。
だから事業開発をやるのだ。
雇われとして事業支援、複業として自社のマーケティング支援を並行してやることで、少なくとも自分自身のモヤモヤは解消するのだ。むしろ、かなり大変にはなるものの、恐ろしく楽しい環境が手に入るのだ。
こうして、2020年5月から事業支援とマーケティング支援の二刀流で仕事をすることになった。
コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが推奨され、複数の仕事をやる環境が整ったのはとても喜ばしいことだった。
このブログは、新たな領域の事業開発について学びをトラックするために始めたものだ。気づきや学びを忘備録として書き連ねていく予定だ。
それでは、40歳からのBizDev日記、スタート。